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日本全国に伝わる『伝統工芸』。

昔から伝わる技術を各地を訪問して体験したいと思います。

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『小田原提灯を作ろう!』

(小田原市・なりわい交流館)

回は小田原提灯作りの体験に参加です。

小田原は私の家から結構近いのでわざわざ出かけようという気も起きず・・・来るのは久しぶりです。

体験会場は小田原城から少し行ったところにある『小田原宿なりわい交流館』です。

体験でーたふぁいる4『小田原提灯』

 

小田原提灯(おだわらちょうちん)は、提灯の一種。童謡「おさるのかごや」に登場する。

東海道の宿場町であった小田原では、旅人が携帯するのに便利なようにと、同地在住の職人・甚左衛門が、畳んだ時に胴の部分が蓋に収まるように作ったのが最初といわれる。

以下の特徴ゆえに、江戸時代に大人気商品となった。

 

  • 同じ直径のリング状中骨による蛇腹形状を持ち、折りたたんでの携帯がしやすかった。

  • 通常の提灯と異なり中骨が平たく、紙との糊代面積が大きいために剥がれにくく、雨や霧に強い。

  • 作業工程が簡単なため、安価であった。

  • 大雄山最乗寺の神木を一部材料に使い、狐狸妖怪に対して魔除けになると宣伝した。

毎年7月の第4土曜・日曜に『あかりの祭典小田原ちょうちん夏まつり』を行っている。 提灯の形を応用して、飲み終わった時畳んで小さく収納できるペットボトル『小田原ちょうちん・旅名水』を開発。

①小田原宿

なりわい交流館

②小田原提灯。独特な形が人気です。

て、小田原提灯の作成を始めます。職員さんに説明してもらいながら、まずは文字入れをします。

 

っと、何を書こうか全く考えてこなかった・・・"(-""-)"

小田原に来て『小田原』と書くのもストレートすぎてイマイチだなあ・・・とこだわり症な性格が災いしてしばらく考え込みます。

結果として今回書くのは『東海道』。このころから東海道を歩こう!と考えていたので、その名を書こうかな~と思いました。

⑥職員さんも作業中・・・。

③文字入れ。提灯の顔ともいえるだけに緊張~(××;)

④文字入れ終了。久々に筆を持ったので緊張しました。

字入れの後は本体を作ります。

骨組を1つ1つ丁寧に行っていくのはなかなか集中力が必要ですが、昔の人もこんな作業をしていたのかと思うと、ちょっと感動~(*'▽')

ちなみにすぐ近くでは職員さんが作業してます。

 

々、観光客の人が休みに来る様子も見られ(結果として珍しそうに見物されて)ちょっと緊張~~。

このなりわい交流館は休憩所としても使われているようです。

⑤1つ1つ骨組を組み立てていきます。

⑦骨組終了!

組み作りも終わり、いよいよ紙の貼り付け。ボンド(ここだけ現代的だ・・・)を骨組につけて紙を貼っていきます。

紙がゆがんで提灯につかないように丁寧につけていきます・・・。のんびりやっているとボンドが乾くし、焦るとゆがむし、バランスが難しいです。

最後は上下のふたを付けて完成です。

⑧紙を張り付けていきます。

⑨上下のふたを付けて完成!

⑩小田原提灯の特徴。

折りたたむことも可能。

【感想】

小田原提灯を骨組から作るという作業を出来たのはとてもいい経験になりました。

料金も1000円でお得だと思います。

 

【体験場所】

小田原宿なりわい交流館

〒250-0012 神奈川県小田原市本町3-6-23
0465-20-0515

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