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カンボジア大紀行 1996

 て、今回は目的地のプレイベン州に移動します。

・・・といっても日本と違って電車もなければ高速バスのようなしっかりしたものはないので、移動はとにかく大変です。写真がないのが惜しい・・・。

 

移動に使うのは日本でいうキャラバンのような車です。この車にギューギュー詰めの状態になるまでとにかく乗せて、未舗装の道を無理やり走ります。途中であのメコン川も越えたりして、まさにサバイバルです・・・。ホンマ、写真がないのが惜しい・・・。

 

車である場所まで行くと、そこからはバイクタクシーです。舗装道路なんて当然なくて、砂漠じゃないか?と思うような道を進んでいきます・・・しかも、毎日バイクが走っているようで、道はタイヤにえぐられて凸凹(しかも想像を絶する凸凹!)です。

だから、乗っているのもつらくなるくらいバイクが跳ねる跳ねる!!!ぎゃ~~。

ちなみにこの辺まで来ると、豚や牛が一般道を堂々と歩き回ってます・・・。ごんぞ~のバイクは途中で牛にぶつかったりしましたよ~( ゚Д゚)

ホント、写真がないのがツライわあ。

 

 して、ついにプレイベン到着!州としてはプノンペンの隣なのですが、もはや全然違う世界です・・・もはや砂漠?

・・・砂漠の中に村があるって感じです。

③みんなカメラ大好き♪

①ブタさん、ニワトリさんが自由に歩き回る世界。

『○○のブタ』とかいう考え方はないのかな?

②・・・いろいろ置いてあるけどかき氷やさんです。1杯100リエル(当時のレートで4~5円)。

 レイベンについてとにかく思うのはとにかく子供が多い!ってことですかね。これはやっぱりポルポト派の虐殺の影響でしょうか・・・。また、全体的に年齢が若いので働いてる人の年も若いです。後に分かったことですが、実際は学生の年齢なのに、家庭の事情で学校に行かず、仕事をしている人も結構います。戦後の日本みたいですねえ。けど、子供たちは目がキラキラしていてかわいいですよ~☆日本ではちょっとお目にかかれないです。

 

ちなみに外国に行くと『水に気をつけろ!』とよくいいますが、当然ここもそうです・・・。

料理で使う際には加熱で殺菌されるからいいのですが、加熱しないで使うアイスクリーム(現地ではクリームと呼ぶ)やかき氷などは危険です(-_-;)

現地でよく売っているミネラルウォーターは大丈夫らしいですねえ。

 

 なみに、プレイベンの現地の特徴として、プノンペン以上にいろいろなものが『ない』です。ま、あくまで19年前の話、今はどうなのかな?

 

①トイレがない(我々がホームステイしたところは多少裕福だったのでありましたが、現地の人には無いそうです)。ちなみにこのトイレは『下水道』がない。

 

②お風呂がない。・・・というか、そういう概念がない。暑い国だし・・・。『水浴び』という習慣はあります。この水は雨水が素。けど、水浴びも普通に家の前でやったりします。プライバシーなし。

 

③電気がない。・・・18時になると真っ暗になるチョー特殊な世界。ろうそくを使うこともあるけど乱用はできない。基本的にお日様がすべての世界。けど、みんな22時くらいまでは起きてます。テレビを見るときには大きなバッテリーを使って見る。

 

④家と家との境界線がない。というか薄い。とにかく自分の家にお隣さんが上がり込んでるとかがフツーの世界。こーいう環境のせいで、最初のころはいろいろな家の子が1件の家に集まっていたりして、家族構成がよくわからないで困った・・・"(-""-)"

 

⑤食事に栄養が少ない・・・。ま、食材の流通が豊かとは言いかねるので仕方ない話ですが、栄養はかけてしましますね~。食材のメインは野菜が多く、卵や肉類は貴重品です。ちなみにごんぞ~は1ヶ月ほど経った後に栄養失調で倒れた・・・(゚Д゚;)

 

⑥基本、家にドアはない。何でも盗まれるものがないからだとか・・・。出入りも超自由。ごんぞ~がステイした家は特殊な例でドアがありましたねえ。ドアだけじゃなく部屋わけみたいなものもそんなにない。

 

・・・といろいろ『ない』ものが多いですが、他にも靴を履いてない子や、上半身裸な子など、いろいろ物品不足を思わせることがあります。

⑤井戸や水浴び場(左端のスペース)があります。近所の子でいっぱい♪

④もう真っ暗・・・なんだけど、外にこんなに子供が!・・・どーいう世界だ?

⑥3人ともこの家の子ではないが、フツーに上がり込んでる。こんなことはザラ。

 なみに子供たち(非常に多い!)はよくサッカーで遊んでます。ブラジルとかのスラムの子がサッカーしているイメージに近くて、陣地(畑の中だし♪)を決めるでもなく、靴を履くでもなく、果てはボールも布を丸めて作ったものを使っていたりして、超自由♪

もちろん性別も年齢も関係ありません。すごいでしょ。誰が管理しているわけでもないんだけど、これで楽しめるんですよねえ。これが夕方まで続くのです。

日本の生活に慣れているとホント、カルチャーショックです。

 

→カンボジア編その3に続く。ここをクリック!

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