



カンボジア大紀行
1996

さて、今回はホームステイ先の家以外の場所に行ってみましょう。どこの家もドアがないので中にいる人が気軽に話して来たり、『ちょっと上がって~♪』なんて言われたりします。
ちなみに村の中には暇そうな大人も結構見られます。みんな本来は農家なのかな?季節もこの時は乾季だったので、農業には向いてないですし・・・。
農業以外にも仕事はバイクタクシー、洋服やお菓子屋(アイスクリーム、かき氷)など、いろいろありますが、要するに『自営業』で、日本なら普通にある『会社』がないですね~。仕事がいつもあるって凄いことなのかも・・・。
ちょっとこの辺で日本とは違うカンボジアの気候について勉強しておきましょう。
わーるどデータファイル4『カンボジアの気候』
カンボジアの気候は、熱帯性モンスーン気候に属しています。気温は、概ね年間を通して20度から35度です。ただし標高の高い場所では10度程度まで下がったり、乾季の最も暑い時期は40度以上になります。カンボジアの季節は、雨期と乾期に二分されます。5月から10月までは雨期です。この時期は、インド洋とタイ湾からの湿った南西季節風がインドシナ半島に流れ込むため大量の雨が降り、特に9月と10月は激しいスコールに見舞われます。温帯であれば7月がもっと暑くなるのですが、この時期のカンボジアでは大量の雨が降るため気温が低下します。11月から翌年4月までが乾期になります。乾燥した北東季節風によって雨はあまり降りません。1月と2月になると雨はほとんど降らず晴れた天気が続きます。3月から4月にかけては渇水期になるため、乾燥し気温が上昇し最高気温が40度になることもあります。
カンボジアへの旅行に最も適した時期は、雨も少ないため湿度が低く、気温も比較的低い11月から1月になります。




村の中を歩きまわってみます・・・。とにかくいろいろな作りの家があるので、縁側があったり、なかったり・・・長屋?をイメージするような建物もあったりします。現地の人曰く、家はみんなでバババーッと建ててしまうんだとか・・・。少なくともこの村は不動産代とか無いんだろうなあ・・・。空き地(というか荒野)だらけだし・・・。
そして、右の写真のようにいきなりアームレスリング大会!なんてこともおこります。子どもだけでなく大人も結構フレンドリーです・・・。
①アームレスリング大会勃発!痩せている人ばかりのカンボジアですが結構強い!
④他の家。この家も写真が一杯。奥は洋服がたくさん干してあります・・・。
②こちらの家にも大人の人がのんびり~。一緒にいる子どもは親子・・・かな?
③こちらは前に紹介したミシン屋さん。今日は娘さんのお話の場に♪
電気がないので日が落ちると真っ暗になるカンボジア。18時になれば真っ暗なわけですが、みんないったい何をしているのか?・・・実はみんな家の縁側とか、ベンチのような場所で談笑してたりするんです。
ローソク1本で家の前に集まってギターを弾く・・・なんて光景もよく見られます。アジアのラテン系って感じですね~。
しかし、みんなお金がないのにギターなんてどこから?ポルポト派が台頭していた時に文化的なものはみんな壊されてしまったはずなので・・・。こーいう楽器は隠していたんですかねえ。ちょっと戦後の沖縄(三線などがなかったため、をありあわせの部品で三線を作って音楽を楽しんだという話)を彷彿とさせます。音楽はどこの国でも祭事なんですねえ。
・・・写真のように、夜でも結構子供たちがいます。何となく夜の方がみんな服装がオシャレなような・・・夜の方が多少寒いからかな?





ちなみに左の写真はホームステイ先の家のベランダで寝ている写真です。断っておきますと、いつもこんなところで寝ているわけではないです。現地の人もちゃんと家の中で寝てるんですから・・・。けど、やろうと思えばカンボジアではこんな風に寝ることもあるのよ~ってことです。
しかし、写真の中の子は夜でも上半身裸。お金がないわけじゃなく、乾季まっただ中で暑いカンボジアならではの話ですね~。
次回はカンボジアで偶然目にしたイベントを訪れます。
⑨夜なのに子供いすぎでしょ・・・。みんなハイテンションです。